はじめましての方は、ギャラリーページ(同窓)にリンクがある過去レポートをお読みいただくことをお勧めします。
「五重塔」等ローカルルール的用語が出てきますが、過去のレポで分かるかと。







今回は都合により、レポートは頂いた作品に代えさせていただきたいと思います。


「ブルーハワイのかき氷で舌が蒼いね」って言い合ったりするほのぼのから色々ありました\(^O^)/







頂き物、チャット派生作品
夏薄荷r15 春樹さん
SS ころねさん






















r15





その肌に、薄荷色の快楽を。
味わったことのない、愉悦感を。
他の誰でもない、僕がキミに教え込む。













【夏薄荷】












「…や、恭弥っ…」

「っ、んっ…」




うとうとしていた僕を現実に戻した愛しい彼女は、僕がうっすらと目を開けた途端に少しだけ膨れたように“起きて”と呟いた。

夏の暑い日差しを遮るように額に被せていたタオルを取り払いながら、丁度よいクーラーと車独自の揺れに睡魔を煽られて、すっかり惰眠を貪っていた僕は、未だにぼうっとしている頭を回転させる。

何故ここにいるのか。


あぁ、草食動物達が彼女に海に行きたいなんて言い出したからだ。


なんでこんな暑い日差しの中で、塩の満ちた水の中に入らなければならないのか。
そう、例年の僕ならそう考えて、行かなかった。

しかし彼女は海に大変興味があるようで、よりによって僕まで巻き添えになってしまった。

この話を彼女に持ちかけられた時、僕は“楽しんでおいで”と言ったのだが、何故か泣きそうな顔をされてしまった。
大抵ここで僕が海に来た理由と言えば、大抵の男子が思う“彼女の水着が見たいから”。
または女子が思う“彼氏に見てほしいから”。

…なんて考えが僕にあるはずがない。

そんなに水着が見たいなら、別にこんなところじゃなくても着せるし、脱がせる。


彼女に関しては、僕も健全な男子と言うことはわかった。



しかし、やはり暑い。




「…キミは、暑くないの?」

「暑いけど…海、入るし…」

「この長い髪、暑そう…」




ポニーテールのようにひとつに纏めていても長い髪に指を絡めれば、彼女は苦笑して僕の額を人差し指でツン、と軽く突いた。




「恭弥が伸ばして欲しいって言ったから切らないのに」

「それはそうだけど…こうも暑いとね。つい気になって」




確かに、彼女にさりげなく切るなと言ったのは紛れもない自分だ。
こうして少し汗を滲ませながらもサラリ、と流れる髪に指を絡めたり、押し倒した時に畳やシーツに散らばる美しいこの髪が好きだった。

だから我が儘だってことはわかっていたけど、彼女にはさりげない願いとして“髪は長い方が好き”と、何とも彼女を試すような、ずる賢い真似をしてまで、髪を切らせなかった。

こんなところで裏目に出てしまったとは。




「まさか、水着持ってきてないとか言わないわよね?」

「そうしようかとも思ったけど、赤ん坊に先手を打たれた」




仕方ないとばかりにため息をこぼしながら言うと、彼女は満足したのか嬉しそうに僕に軽くキスをして、車を降りた。

よく見れば車に残っていたのは僕達だけのようで、だからこそキスなんて行動を彼女がしたことも納得した。

仕方ないとばかりに車を降りてふと視線を下に移すと、赤ん坊がいかにも海仕様だと言わんばかりの格好でいた。




「…キミも物好きだね」

「海に来ることは強制したが、別に入ることは強制しねぇぞ」

「それは助かるよ。僕は本でも読んでる」




どうせ彼女は女性陣と騒いでいるだろうからね、と呟いた僕に、赤ん坊は“それでクロームが満足するならな”、なんて意味ありげな言葉を吐いた。




「昔に比べて大分我が儘になったからなクロームは。まぁいいことだが」

「僕のせい、とでも言いたいの?」

「感謝して言ってるんだぞ?」

「そうは聞こえないけどね」




とりあえず、水着には着替えとけよと言われていかにも嫌そうな顔をしたが、先ほど彼女が水着の有無を確認したところを見てどうやら一度はあの塩水に身体を付けることになりそうだと思い、仕方なく更衣室に向かった。













「お?ヒバリも海に入るのか?珍しいのなー」




更衣室には山本武が最後に残っていたらしい。
敢えてその言葉には返さず、ロッカーに手をかけた。




「ヒバリ肌真っ白だから焼けたら痛いのな」

「余計なお世話だよ。海にはほとんど入らない」

「あぁ、クロームかぁ…」




全く、赤ん坊といい山本武といい、どうしてすぐに彼女絡みだとわかるのか。




「いや、だってヒバリが動くならクローム絡みくらいなのなー」

「……」




反論出来ないのは、それが事実だからである。

せめてとばかりに睨み付けると、山本武は苦笑してそそくさと更衣室を後にした。

さっさと水着に着替えて、上にいつもとは違う、アクアブルーの七分羽織を羽織ると、僕は一冊の本を持って更衣室を出た。

あまりに遅いと…ほらね。




「…あのね、さすがにここまで来て逃げないよ」

「……」

「凪?」

「恭弥、水着?」

「見ての通り」

「…見えない」




まぁ端から見れば水色のパーカーに半ズボンみたいなものだ。

私服と言われれば、そう変わりはないのかもしれない。

かくいう彼女も着替えた割には、未だにTシャツを着たままだ。




「それ、脱がないの?」

「…焼ける、から…まだ」

「海だから焼けるよ。日焼け止めは?」

「忘れちゃって、京子達が終わったら借りる予定…って恭弥?」




僕はため息をついて、彼女の腕を引く。
そのままストン、とベンチに座ると、自分の足の間に無理矢理彼女を座らせた。

まぁこんな体制、これまでも何回もあったから今更恥じらいなんてものはない。

僕も彼女も。




「恭弥?」

「日焼け止めなら僕が持ってる」




彼女の目の前にひとつのボトルを見せると、驚いた顔で見られた。




「骸がね、キミ用にって無理矢理持たせたんだよ。どこまで過保護なのあのパイナップル」

「…骸様が?」

「キミが忘れる…というか海が初めてだったね。それを考慮したからじゃない?」




ボトルの蓋を開けて手のひらに何滴か落とす。
それを見た彼女は、首を傾げた。




「恭弥も塗るの?」

「なに言ってるの。キミに塗るんだよ」

「え?自分で出来」

「ダメ。絶対塗り残りあるから」




下心がないと言えば嘘になるが、これも本当のこと。
女性陣も、お互い助け合ってるか彼氏に頼むかはしているだろうから。

実際、彼女はどこか納得した風で、既にその光景を更衣室かどこかで見てきてもおかしくはない。



手のひらにとったローションをゆっくりと指伝いに彼女の腕に真っ直ぐ落としていき、そのまま全体に馴染ませるように刷り込む。

彼女は感心したように見ていた。
恐らく日焼け止めの塗り方すら知らないのだろう。




「恭弥…上手」

「肌はあまり強くないんだ。夏の日差し限定でね」




常備というほどではないが、たまに付けることがある。
何より、哲が煩いのだ。
一度、皮膚が日焼けしすぎて熱を持ったことがあったから。



そんなことを考えながらもう片方の腕を塗り終えて、面倒だから全部やってしまおうと考える。
Tシャツに手をかけると、驚いた彼女が咄嗟に僕の手に自分の手を重ねて制止させた。




「…どのみち脱ぐんでしょ?今でも変わらないじゃない」

「で、もっ…その、」

「……僕に見られたくないとでも?」




かまをかけるようにそう言えば、彼女は顔を赤くしながら首を振った。
それならば、特に気にすることはないのにと考えながら、彼女の手ごと徐々にTシャツをあげていく。

顔をさらに赤くしながら、嫌々と首を振りながらも力なく僕に従っていく姿に、無意識に喉が鳴った。


ヤバイ。
煽られてる。


そう思いながらも、だんだんとこの状況を楽しんでいる自分がいることもわかっている。

彼女の耳に唇を寄せて、わざと艶を含ませて囁く。




「……どうしてそんなに真っ赤なの?」

「……っ違!」

「でも、かなり早いよ?心臓」




Tシャツの上から心臓を示せば、わかりやすいくらい彼女の身体が跳ねて。
吐息を耳に吹き掛ける度に反応してくれるから、こちらもだんだんとその気になってしまう。

海まで来て、何を盛っているんだか。


そう思いながら、彼女に海を体験させてやりたいという気持ちと、このままぐちゃぐちゃにしてやろうかという気持ちが交錯する。




「やっ…恭弥、」

「ちょっと。暴れないの」




何もしてないんだから、と彼女の暴れる腕を片手でひとつに纏めて、上に持ち上げる。
ついでだから、とその万歳の状態のままTシャツも取り払ってしまう。

そして広がる光景に、すぐには言葉が出なかった。




「や、ち、違うのっ…花がっ…」

「黒川?」

「花が、無理矢理、これが似合うって……私、恥ずかしいし似合わないって言ったのに、」




顔を伏せながら言う彼女が何を言っているのかと言えば勿論水着のことで、どうやら女性陣で買いに行ったらしいのだが、確かに今身に纏う物を彼女が自ら進んで買うことはあまりなさそうだ。

淡い色を好むかと思っていた予想は裏切られ、黒。
首に紐で固定している形のビキニに、ミニスカートといった組み合わせ。
紐や淵には黒とところどころ白いレースが飾られ、スカートの両端にはご丁寧にリボンが付いている。

まぁ、世間的にはこれは“セクシー”系統とでも言うのか。




「…確かに黒川が選びそうなデザインだね」

「だからっ…」

「別に似合ってないなんて言ってないよ」




さすがは黒川花。
予想外に奇想天外。
不思議と着こなす彼女に不自然ではない、似合う物を選んでくる。

そう思いながら、万歳している手を下ろした。
未だに真っ赤な彼女がたまらなくて、後ろから抱きしめる。




「恭、弥?」

「いいんじゃない?似合うよ凪」

「…変じゃ、ない?」

「全然」




ホントに、自分でも信じられないくらい甘ったるい会話。
まさに恋人同士の会話。
いや、確かに彼女とはそういう仲だけど、今までの僕からこんな甘い言葉が出るなんて想像出来なくて。

それでも彼女限定で、素直な気持ちで言えるのだからそれに不愉快は感じない。




「…よかった」




安心して僕の抱き締める腕に自分の手を添える彼女は、わかっているのだろうか。

あぁ、もう。


イジメタクナル。















その顔が、どうしようもなく僕を煽って。
声が、聞きたくなる。




「…恭弥、あのっ…」

「ん?」

「背中、だけでいいからっ…」




真っ赤な顔で言う彼女は、今の自分の状況が耐えきれないのだろう。
必死に僕を見まいとし、必死に自分の身体を隠そうとしている。

益々、煽られる。
だから、つい。




「…きゃあ!」




彼女の耳を、甘噛みしてしまう。
それにより彼女が発した声がもうたまらなくて、逃がすまいと彼女の身体を固定する。


もう、ダメだと思った。




「でも、キミがこれを着てるってことは満更でもなかったってことだよね。どうして?」

「ひ、引っ張っちゃっ…」




水着を支えている首の紐を人差し指で弄びながら、彼女に訊ねる。

こんな格好、ナンパの滑降な餌食だろうに。




「…花が、」

「また黒川?」

「恭弥が、喜ぶ、って…」




…先手を打たれたってことか。

別にこのような物が好きだと言った覚えはない。
寧ろ凪が着るならば、どんなものであれ欲情はしただろう。

まぁ、黒川に遊ばれたことに変わりはない。



しかし、今はそんなことも娯楽の一つとして、含めることにする。




「ふぅん。それって僕の為ってこと?」

「っ…うん、」

「へぇ…健気だね」

「…い、や?」

「いいや?寧ろ好きだよ」




キミがね、と囁いて耳にリップ音付きのキスをする。

ほら、また身体が震えてる。



僕はボトルを傾けてローションをまた手のひらに落とすと、問答無用に彼女のお腹に塗りつけた。

いきなりの冷たさに、彼女の目が開かれる。




「冷たっ…」

「あぁ、ごめん。急過ぎたね」

「や、自分で、やるってっ…」

「それに頷いた覚えはないね」




彼女はさらに羞恥に顔を染めながらも、グッと堪えたところを見れば、どうやら僕が彼女の提案を受け入れていないということを思い出したらしい。

その隙を逃さずに、ゆっくりとローションを伸ばしていく。




「…っ、」

「息が荒いようだけど?」

「…!違うっ…!」

「どうだか」




臍からゆっくりと上に伸ばしていく。
またボトルから手に取って、さらに上へ。

ビキニに指が到達すると、彼女の震えが大きくなった。




「…恭弥、ダメっ…」

「何が?」

「やぁっ…指が、」




ライン越しにそっと指で肌をなぞるように侵入させると、やっと彼女もわかってきたらしい。

このままでは、僕に“喰われる”ということを。


まぁ、時既に遅し、だよね。


僕を煽ったのは他でもない、目の前のキミだから。




「ホントはこういうこと、期待してたんじゃないの?」




ブンブンと首を横に振る度に、いつものシャンプーの香りが空を舞って。

それすら僕を煽る“媚薬”へと変わる。



鎖骨の辺りから直に肌にローションを滑らせて、後ろから片手で首をなぞった。
残ったローションは重力に従い、下の乳房へと落ちていく。

なんて、扇情的。




「嫌なら、もっと抵抗するでしょ?」

「…!」

「なのにキミは、“嫌”と制止を呼びかけるばかり。身体が逃げ出そうとしない」




僕が拘束しているとはいえ、彼女がその気になれば抜け出すことなんて簡単なのに。

それでも、動かないのは。














キタイ、シテルカラデショ?














「っ…恭弥、が、」

「何か言った?」

「あっ…んんっ…」




つ、と僕の手が行き着いたのは足。
後ろから抱き締めていた体制から横抱きにする。
そうすると彼女の顔がハッキリと見えてしまった。

僕の視線に気付いた彼女が、自分の顔を隠すように僕のパーカーに顔を埋める。


やめて。
これ以上、煽らないでくれる?


こんなことをしに来たんじゃないのに、まんまと黒川の罠にはまっているような気がする。

こんなに長い時間更衣室にいるのに誰も呼びに来ないのは、誰かがこの現状を知っているから。

恐らく黒川が首謀。
協力者は赤ん坊といったところか。



あぁ、だから来たくなかったんだ。
普段と違う彼女を見るということは、わかりきっていたのに。




「…ふぁ、恭弥っ…」

「……何、その顔」

「か、お…?」




足にローションを垂らしつつ、彼女にグッと近付く。

ひくり、と息を呑む彼女。




「“今すぐ抱いてほしい”って顔してる」




クスリ、と笑いながら言うと彼女は何も言えないらしく、口を金魚のようにパクパクさせている。

可愛いったらない。



隙に、足のローションを伸ばしつつ、彼女の熱を上げる。




「…っあ!」

「触れる度に、こんなに反応させて」

「やっ…ん、」

「こことここは、どうなってるんだろうね?」




足の付け根と、既に身体を多少反らしたような体制のせいか、突きだされるようになっている双方を見ながら、笑みを含ませるように言った。

触らなくても、情事と同じ状態だっていうのはわかってる。



先程から僕の手を濡らすこのローションは、感触がボディソープに似ている。

何度か風呂場で情事にのぞんだことがあるが、確かボディソープを使った前戯は…危なかった。

彼女の反応が、敏感すぎて。

摩擦が少なくなるボディソープは、刺激が多少足りなくなるのだが、そのかわり上手くない者でも相手を気持ち良くさせるらしい。

あぁ、別に自分が下手だとか言っている訳ではないのだが。

一緒に風呂に入れば、やってみたくなるものだろう。

このローションは、そんな感覚に似ている。



つまり、彼女の反応もいい。



スルリ、と肌を滑らせながら彼女にキスをする。
舌で唇を割って、逃げようとする彼女の舌に自分の舌を絡ませて、口内を乱す。

だんだんと力が抜けて、力なしに僕のパーカーを掴み、それでも“ツヅキ”を求める彼女は、やはり美しい。


もう、海なんて眼中にないとばかりに。


この深い口付けの先を、その潤んだ瞳は求めている。

いつまでも、求める場所に僕が触れないから。
焦れている。

でも、まだ触れてやらない。


彼女から、乞われるまでは。


性格が悪い?
そんなことわかってるよ。
でもこれが“僕”なんだからしょうがないでしょ?


だから、ほら。




「どう、してぇっ…」

「何が?」

「ふ、…触れて、くれなっ…」

「何処に?」




クスクス笑いながら、そっと手を離す。
するとやめると思ったのか、嫌々と首を横に振って僕の手を掴む。


あぁ、彼女のスイッチ入れちゃったね。これは。


火照った身体をどうにかしてほしい彼女が行為を求める先は、僕しかいない。

その瞳の訴えに酔いしれながら、再度唇を奪う。

全身から、甘いローションの香り。
よく見れば、薔薇のエキス入りなんて書いてある。
全く、骸も変な趣味してるよね。
この日焼け止めを買うとき、店の店員はあのパイナップルをどう思ったのか。


…うん、ちょっと見てみたい。




「…どこ、見てるのっ…」

「…ちょっと、凪、」

「私を、見てっ…!」




思いもよらぬ彼女からの口付け。
つい失念していたが、彼女は情事中に僕が違うことを考えることを嫌う。

嬉しいことにこれを“独占欲”とでもいうのだろうか。

些細な束縛が嬉しいなんて、僕に思わせるのは彼女だけだ。



激しい口付けを望む彼女に答えながら、再度しっかり抱き直す。

それは、彼女に確かな刺激を与えるため。

ビクン、と震えるのはこれから来る、甘美で嫌なくらい長く続く逢瀬への期待。

そっと髪を撫でて、僕は何度も刺激を乞う彼女に、




「いい子」




やっと、ご褒美をあげる。














Fin.






(薄荷色のローションを纏う妖艶なキミを)
(頂くよ)







春樹さんありがとうございました!
春樹さんのお家はmonochrome:reveloです(別窓)
















ある日のこと。沢田綱吉は不意に腕時計に目をやると、パソコンを立ち上げた。


続いてインターネットに接続した彼がアクセスしたのは.......。




【沢田綱吉さんが入室しました】



「おせーぞ。なにやってたんだダメツナ。」



「僕を待たせるなんて、何様のつもり?」



「ごめんごめん。書類片付けてたんだ。」



「にしても、チャットなんて面白いこと考えるのな。」



「毎回会議の度に会議室壊されちゃたまらないからね。」



「十代目、まだ笹川の奴と骸とクロームが来てません。」



【クローム髑髏さんが入室しました。】



「遅れちゃった.....ごめんなさい。」



「いや、いいって。それより任務は終わったの?」



「明日には帰って来れると思う........。」



【六道骸さんが入室しました。】



「クッフー☆わざわざ来てあげましたよ。」



「お兄さんまだかな?」



「30分前にトレーニングルームに入って行くの見たけど?」



「あの野郎!十代目!今から引っ張って来ます!」



「まあまあ、獄寺落ち着けって。そのうち来るかもしれないのな。」



「じゃあ先に本題に入ろうか。」



「ちょっと待ってください!僕のことは完全無視ですか?!」






「あれ、南国果実が何でいるの?」



「あれ?いたの骸?」



「気づかなかったんですか?!」



「南国果実のクセに、何でパイナップルカラーで打ち込まないわけ。」



「今僕の心が折れた音がしたんですけど?!」



「骸うるさい。」



*****



「.....じゃあこの議案は可決ってことで。」



「俺、この後任務なんで落ちます。すいません十代目!」



【獄寺隼人さんが落ちました。】



「獄寺くんお疲れ〜。」



「....お疲れ。」



「じゃぁ俺もなのな。」







【山本武さんが落ちました。】



「山本お疲れ〜。」



『凪ちょっといい?』



『?』




『明日帰ってくるんでしょ?』




『うん。』




「ちょっと、何で2人とも沈黙してるんですか!」



「黙れパイナップル。」



『こっそりするつもりだったけどいいや。』




「凪、明日の夜僕の部屋に来なよ。」



【六道骸さんが落ちました。】



「え?骸様?」






「キーボードでも壊したんじゃない?」



「じゃあ僕は落ちるね。」



「また明日、おやすみ凪。」



【雲雀恭弥さんが落ちました。】



「えっと....じゃあ私も。」



「おやすみなさい。ボス。」



【クローム髑髏さんが落ちました。】



(とりあえず雲雀さんとクロームは明日休み......っと。)



【沢田綱吉さんが落ちました。】



システム手帳に赤文字で書き込んだ綱吉はパソコンの電源を落とすと、自由奔放な約一部の守護者に深いため息をついた。



(あ、そういえばお兄さん来なかった。)



(骸のパソコン修理代いくらかかるんだろう。)



お喋りしましょ?

(現実でもネットでも彼らは変わらない)







ころねさん、ありがとうございました!
ころねさんの素敵なサイトはこちら想歌(別窓)






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