 |
Dear…
|
「ねぇ、僕の名前呼んでみて」
「……ひばり?」
「君も今日から『雲雀』なんだけどね」
「あ」
「今、気付きましたって顔だね」
「……」
「君は今日から僕の妻、雲雀凪だよ」
「………、」
「……どうして泣くの」
「……わからないわ」
|
 |
悲しくもないのに、 涙が止らないの
|
*
「ところで、僕は一体いつまで君に苗字で呼ばれるのかな」
「……そっちだって、さっきから私の事「君」って」
「君が僕を名前で呼んでくれないからだよ」
「意地悪…」
「こっちの台詞だね」
|
今日の君は まるで天使のようなのに
|
Copyright (C) 2009- plan1896 UTSURIGA. All Rights Reserved. |